グループポリシーでOS(XPとかWin7)を判別して実行
グループポリシーで簡単にOS(XPとかWin7)を判別して実行することが出来るんです。
これを知らないときは、めちゃくちゃ設定に苦労していました。。
その設定とは「WMIフィルタ」というものです。
いつもグループポリシーを設定している「グループポリシーの管理」画面のとこで「グループポリシー オブジェクト」と同じツリー構造にある「WMIフィルタ」です。
WMIフィルタでできることは色々あるのですが、とりあえずは今回の目的、OSを判断してグループポリシーを適用するようなことをしてみましょう。
■ WMIフィルタにXPの判断条件を設定
[グループポリシーの管理]
↓
[WMIフィルタ]を右クリック
↓
新規
↓
名前を、適当に付ける(例えば、Windows XP Onlyとか)
↓
[名前空間]の「追加」
↓
[名前空間]は「root\CIMv2」のままで、クエリに
Select * from Win32_OperatingSystem where (Version Like '5.1%' and ProductType = 1)
と記載
↓
「保存」
これでWindows XPを判断する条件は出来ました。
次に、Windows Vista 以降を判断する条件を作成します。
■ WMIフィルタにXPの判断条件を設定
[グループポリシーの管理]
↓
[WMIフィルタ]を右クリック
↓
新規
↓
名前を、適当に付ける(例えば、Windows Vista Afterとか)
↓
[名前空間]の「追加」
↓
[名前空間]は「root\CIMv2」のままで、クエリに
select * from Win32_OperatingSystem where Version like "6.%" and ProductType = "1"
と記載
↓
「保存」
これでWindows Vista以降 を判断する条件が出来ました。
あとは、グループポリシーにこのWMIフィルタ条件を適用すればOKです。
適用の仕方は以下。
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適用したいグループポリシーを選択し、右画面に出る「スコープ」タブの最下部にある「WMIフィルタ処理」というところから先ほど作成したフィルタの名前を選択するだけ
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選択すると「WMIフィルタを”XXX”に変更しますか?」的なメッセージが出るので、「はい」を押せば完了。
たったこれだけで、OS(WindowsXPやVista以降)を判断してポリシーを適用してくれるようになります。
楽チン ^^
2014/04/07 18:53 | カテゴリー:ActiveDirectory
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